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「pixiv SPRING BOOT CAMP 2016」参加してきました

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お久しぶりです。もはや、春の足音が聞こえてくる季節になりました。

さて、この春休みはpixiv株式会社にて開催された「pixiv SPRING BOOT CAMP」に参加してきました。

期間は3/14~18の5日間。比較的短い日程です。

僕は今回が初めてのインターンシップ参加になりました。それまでにも何度か他社のインターンへのエントリーはしていたのですがいずれも不採用で、今回ようやく参加することが出来たといった具合です。

今回の記事はこのインターンの参加記として書いていきたいと思います。

志望動機


インターン自体は前述のとおり以前より応募を繰り返していましたが、学部2年の自分が応募して落ちることを嘆いているとまだそんな時期じゃないし大丈夫でしょ、と周囲には言われていました。
しかしながら、僕は多浪をしていて年齢的に後がないこと、高校は進学校だったので同期は皆立派なキャリアを積んでいること、所謂Fラン大学に入学してしまったので高校の同期のようなキャリアを歩むには少しでも質の良い経験を積んで技術を身に付けるほかにはない、と感じています。
なので早い段階からインターンシップに参加したり経験の積めるアルバイトを行ったり、自分個人でサービス開発やビジネスを行うことが必須であると考え、積極的に様々な活動をしています。

今回pixivのインターンに参加しようとした動機としては、お絵かきをもっと楽しくする「イラスト」を用いたSNSとその関連サービスという非常にニッチで特徴的なサービスを展開しているにも関わらず、急成長を続けるpixivの秘密に迫りたかったというものと、至極単純に「面白そう」な会社だと感じたからです。

他にも、春休み中に開催されるインターンで魅力的な物が他に少なかった、ネット上や書籍への寄稿などの活動を行いPHPやRuby界隈で有名な方がpixivにいるという理由もありました。

課題内容


今回のインターンは総合職と技術職を合わせたチームを複数編成してそれぞれのチームでpixivが直面している実際の課題に対して取り組みを行うという形式でした。

今回私は導線改修チームと題されたチームに配属されました。このチームは有料会員登録ページヘの導線を改修し、最終目標としてpixivの有料会員登録率を20%増加させるというものでした。
そのために有料会員登録促すバナーを設置したり、有料会員登録ページそのものの改良が中心となるだろうという説明を受けました。

技術的にはフロントエンド、それもHTMLやCSSと言った本当に表層的な部分が中心でサーバサイドにはほぼ手を加えないことになるということで、普段アルバイトでPHPやJavaScriptでコードをガッツリ書いていて、フロントエンドエンジニアとしても仕事していた身としては実装に関しては物足りさを感じるくらいでした。

まさに実務といった具合の決まった答えがなく、なおかつ地味でそれでいて難しい課題でした。特に技術屋の自分としては技術力が解決の糸口に全くならない課題であったので、もどかしく感じました。

結果


結論から言うと、微妙の一言につきます。

今回の課題内容は前述のとおり技術的な部分よりも、クリック率やコンバージョン率のようなデータの分析や、それに基づく施策が問われるような課題であったためあまりそのような分野が得意なわけでもない、もちろん専門でもない私は特に貢献することができませんでした。

その割に実施する施策を決めるミーティングの際に私が総合職の方に難癖つけまくる&話し方が下手くそ過ぎて意図が伝わらなかったせいでミーティングに多くの時間を費やし、実施できた施策の数が少なくなってしまいました。

難癖つけた内容としては大体、もっとデータをよく分析してユーザの行動意図を汲み取れとかそんなこと指摘してたのですが、後から考えると5日間という短い期間と開示されている情報の量的に無茶な話だったと思います。しかもそれをあまり要領を得ない話し方でいうのですから…。しかも、その施策は本当に意味があるの?と詰問したりもしましたし、完全にいじめでしたね、本当に申し訳なかったです…。

また、今回は新たに設置した導線が既存の広告に干渉して問題が発生するということがあり、その際に広告周りは下手をすると広告配信会社からペナルティを受ける可能性があるので一々マーケティング担当の方に伺いを立てる必要があるという場面に出くわしました。
お硬い会社みたいにスタンプラリーをすることこそありませんでしたが、各方面に一々確認を取りながら実装するのはすごく「社会」を感じました。

成果

成果としては、前述のとおりミーティングに時間をかけ過ぎたりしたため、施策実施後のデータを集計、解析等はほぼできずこれといったものがありません。
なので目標にどこまで近づけたかは未だわからずじまいです。

実施した施策としては、導線を増やしたり、導線となっているバナー等のデザインの手直し、有料会員登録ページによくある質問を追加した等です。

まとめ・感想


自分は今まで技術力に関してはそれなりにつけてきたという自負がありましたが、今回のインターンシップでは技術力ではどうにもならない問題ばかりで、大変勉強になると同時に自分の無力さを思い知りました。
ミーティング等を通して自分のコミュニケーション能力の不足や技術屋以外も含めたチームで物を作ることの難しさを痛感しました。

よくエンジニアにもコミュニケーション能力は必須であるとか、プログラミング言語よりも先に日本語を覚えるべき、などと言いますが本当にそのとおりだと思います。
今回総合職も交えたインターンを経験して、家で一人や情報系の人間だけで集まってコードを書いているだけではダメだと思いましたし、エンジニアを目指す皆さんは情報系以外の色んな人と話してコミュニケーション能力を向上させておくことをおすすめします。

今になって思うと、今回このチームでこの課題が僕に渡されたのは技術一辺倒であることを見透かされてたからなのかなと思ったりします。本当だったとしたら、pixivさんは人を見る眼はかなりしっかりしているということですね。

 

僕個人のことばかり書いてしまって非常にアレでしたがこの辺で終わろうと思います。

pixivの皆さん、今回のインターンに参加した皆さん、本当にありがとうございました。非常に貴重な体験でした。

 

でもやっぱり、もう少しコード書きたかったなぁ

 

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